やりたいことを楽しむことに早いも遅いも関係ないのです。
田舎町で「バンドやろうぜ!」は、
ライブハウスじゃなくて公民館でしたけど。
僕の友達(勝手に友達だと思ってる人含む)について、つれづれなるままに好きなことを書こうと思います。いろんな顔が浮かんだのですが、記念すべき1回目は中学校の時に一緒にバンドを組んでいた草刈浩司くんについて(浩ちゃんと呼んでいたので以下、浩ちゃんで)。中学生の頃にバンドブームが到来。みんな楽器買って、セックスピストルズのTシャツ着て、人気バンドのコピーに励んでいました。ですが僕たちが暮らすのは田舎でございます。練習はスタジオじゃなくて町外れの納屋みたいな感じのとこ。自転車をこぎながら造船所を過ぎると、海風の匂いがしてくる…そんな場所にありました。浩ちゃんは他の奴に比べてすごくギターが上手かったけど、今でも強く印象に残ってるのは音がめちゃめちゃデカかった(笑)。僕の気のせいなのか、ホントに爆音だったのか今度、訊いてみよっと。
プロのギタリストになったことも凄いけど、
続けることってさらに素晴らしいと思う。
時は流れて大人になり、浩ちゃんはプロのミュージシャンになります。SuperflyやJUJUなどのサポートで活躍しているのをテレビやロック雑誌で観て、すごいよなぁと誇らしい気持ちになりました。ちなみに浩ちゃんのご実家は中華料理の「こごろう倶楽部」というお店で(とっても美味しい!)、臼杵に帰った時におばちゃんに「浩ちゃん活躍してますね!」と言うんだけど、おばちゃんは矢沢永吉の大ファンなので「永ちゃんの方がカッコいいわぁ〜」と毎回、謎の会話になるのです…。浩ちゃんとは大人になってずっと会ってないのですが、少し前にSNSきっかけで「お互いに中二病だね」と少しやりとりしました。それが懐しい…と言うよりバンド練習してた時や好きなバンドの写真観ながらアレコレ話してた時の感じが蘇って、なんだかほっこりしたのでした。
DELTA ROCKETSの音楽を聞いてると
なんだか背中を押されている気がして。
浩ちゃんこと、ギタリスト草刈浩司さんはDELTA ROCKETSという平均年齢53歳のバンドを結成して最近アルバムをリリースしました。CDを買って聴いたら、もうめちゃめちゃ骨太で、シンプルだけどどこまでも深く、どこを取ってもバンドじゃないと出せない!っていう音で、もちろんギターも暴れまくってました。何度もリピートしながら、僕は中学生の思い出よりも、浩ちゃんがどんな音楽を好きになって、どんな仲間と出会って、どんなことを考えながら音楽と向き合っているんだろうという「会っていない間のこと」を想像してしまいました。いつかお互いに大人になってから経験したこと、感じたことを話せるといいな。今、何か新しいことを心底、楽しんでいる友達がいることでとても刺激を受けます。僕もBSIDEで自分なりに新しいチャレンジしようと思います、浩ちゃんのギターばりに全開で!