今も昔も変わらずに RADIO SWEET HEART.

ラジオがオワコンなんて言ってる人こそ
終わってるんじゃないですかね?

ラジオが再び注目を集めているようですね。日経トレンディの最新号は「実は成長市場すごいラジオ大研究」(表紙はキムタク)。つい最近もラジオの関係者の方から、radikoのことやウェブとの連動で楽しみ方や存在意義がすごく増していることを教えてもらいました。昔からお世話になってるベツダイの林さんの BETSUDAI Inc. TOKYO presents LIFE LABEL RADIOもありそうでなかった感じで、すごい面白かった(喋るのはもちろん、聞き手としても流石でした!)。

深夜ラジオやFMのエアチェックが
中学生の頃のいちばんの楽しみでした。

僕はラジオが昔から好きでした。オールナイトニッポンはデーモン小暮ととんねるずとかがパーソナリティの頃。布団の中で笑いをこらえる中学生。終わった後に「歌うヘッドライト」という、たぶんトラック運転手のために歌謡曲が流れる番組になると「やばぃ早く寝なきゃ」という背徳感がムーディーな曲と重なりたまらんかったです。そういえば「FMステーション」っていうFMの番組表の雑誌をずっと買ってたし…RCサクセションの「トランジスタラジオ」いつ聞いてもなんかキュンキュンするんですよねぇ。

足りないくらいがちょうどいい。
そんなことをふと思うのです。

そんなラジオがこれからできることって何だろう?こんな番組があったら面白いんじゃない?ということを僕も仕事を通じて考える機会を与えてもらっています。子どもの頃に聴いていた記憶や新しいメディアとしての可能性など、いろんな方向からアレコレ考えていますが、そんな中でひとつ気づいたことがあります。それは「何か足りない感がすごくいい」です。限られた時間の映像のない世界が逆に心地よいのです。

そんな中で話に耳を傾け、言葉を聴く。そしてたまに音楽。今、世の中にはたくさんの情報が溢れていますし、分かりやすいもの、映えるものを求められている気がします。でも、正直なところ僕はそれがたまにすごく疲れる時がありまして…。どんなに豪華なフルコースより、ご飯とみそ汁、焼鮭くらい。これが一番、美味しいんじゃない?そんな風に思えるようなことを、新しいラジオコンテンツで形にするお手伝いができたらいいなぁと考えています。